救急車の緊急走行について

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どうもくろんぼです。

前回『救急車を呼んだのに問診が長いよ!』の記事でも救急車の緊急走行について少し触れました。

今回は住民の理解を深めてもらいたいということで緊急走行について記事にしました。


救急車が来たらどうすればいい?



交差点に入ろうとしたらサイレンを鳴らしている救急車が来ていた!!

でも周りは止まらないし…どうしたらいい?
という経験をお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか?

いつもご協力ありがとうございます。



救急車側からしたらどうして欲しいのか


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まずは救急車側からしたら、緊急走行している際に一般の車両にどうしてもらいたいのかというのからお話します。

前回も書きましたが、そもそも救急車や消防車など緊急走行を行う車両も速度制限があります。

緊急走行時、一般道は80キロまで、高速道路は100キロまでとなっています。

なのでぶっ飛ばすと言ってもそこまでスピードは出せません。


救急車が後ろから来たら


救急車が後ろから来たら狭い道路ではそのまま進んで欲しいですが、少しでも余裕があるなら、直線のところで道を開けていただけるとすごく助かります。


たまにカーブの手前とかカーブの途中で脇道によってくれる方もいらっしゃるのですが、片側1車線のときとかは追い越すときに非常に危険が伴いますので、もしカーブのときに後ろの救急車に気づいたら直線になってからゆっくりでいいので前に進んでください。

自分たちも、まずは『安全』が優先なので狭い道や混んでいる道で70キロ出したりしません。

余裕が出てきてからでいいので道を譲っていただけると救急車側も助かります。


そして3車線とか4車線の道に関して。

この道になってくると車線でどこに行くかがきまってくるのでJCTが近いのであれば道は譲らなくていいです。

1本道になってから横に余裕があれば寄っていただいて譲ってもらえると救急車側も助かります。


救急車は4車線あるなら2か3車線目を走ります(自分はそうしていました)。
JCTがない場合ですよ?

基本的に同じ車線を走るので追い越しとかしたい方は別車線から追い越してください。

追い越し車線をずっと走るということもあります。

なぜかというと、車線変更による事故の可能性を減らしたいからです。

救急車って正直いうと後ろとかサイドミラーからしか見えません。
だから車線変更ってなるべくしたくないんですよね。

後ろから救急車がきたな~って思ったら別車線へ変更をお願いします。



対向車線から救急車が来たとき


片側一車線の道路で対向車線から緊急走行車両がきたら脇に寄ってくれる一般車両がいます。

すごくありがたいです。
特に傷病者を乗せているときは。

マンホールとかでこぼこ道とかすごく神経を使います。
そのときに路肩に寄っていただけるとでこぼこ道を避けて真ん中を通行できます。

傷病者の負担を減らすことができるんですよね。

片側一車線は自分のところも郊外にはたくさんあったので、そういった気遣いをしてくれる車両にはすごく助かっていました。

できれば路肩によって徐行でもいいのでしていただけたら、救急車側もすごく助かります。



交差点で信号待ちのときに後ろから


交差点で信号待ちしているときに救急車が後ろからくることも多々あると思います。

その時にどうして欲しいかというと、そのまま停止してもらいたい。

反対車線に入っていって交差点に進入するので、あまり動いてもらいたくありません。

動いたときに事故を起こしてしまうと、救急隊側が責任を取らないといけない可能性もあります。

また交差点内に進入すると信号無視になりますので気を付けてください。

道を開けていただくこともありますが、こちらがマイクで指示しますのでそれまでは停止を願います。

何回か右折車線でまっている車両が反対車線に乗り出して事故を起こしそうになっていたことがありました。

緊急車両がきても慌てることなく停止してくれればこちらで何とかします。

市民の皆様の安全が第一ですのでリスクを冒させるわけにはいきません。

そしてそこで事故をしてまた救急車が必要となれば自分たちの活動が本末転倒になってしまいます。

緊急車両がきても慌てずにまずは停止していてください。


交差点で右折待ちのときに後ろから来ても同じです。
停止して待っていてください。


交差点で右折しようとしたときに対向車から


交差点内で右折しようとしたときに緊急車両に気が付いた!
なんてこともありますよね。

そんなときは、急ブレーキを踏まずに速度を落として進んでください。
そしてある程度進んでから路肩に停止していただけるとありがたいです。

ある程度進まないと後ろがつっかえてしまって袋とじになってしまうことがあるので(笑)

何度か経験があります(笑)


また、右折しようとしたときにパッシングをするときがあると思います。

一般的には『お先にどうぞ』の合図ですよね。

でも車の免許を取るときに習ったと思いますが、パッシングは地方やそのときのタイミングによって意味合いが違うと


だから、どうぞお先に
というときと、自分から先行くよ、ありがとね
っていうパッシングがあります。

緊急車両のパッシングは基本的に後者です。

どちらかというと、『停まってください』の意味合いが強いと思います。

ですが勘違いされて先に進んでいっちゃう車両があることも確かです。

なので基本的に緊急車両が来たら停まっていただけるとありがたいです。



歩行者と自転車はどうしたらいいの?


歩行者と自転車も同じくすぐに止まっていただきたい。

1番気を使うのは歩行者と自転車です。

車よりも予測不能な動きをするのでこちらはよく注意してはいます。
なので緊急車両がきたら停まってください。

横断歩道を渡っている途中ならば、早めに渡り切ってください。

また横断歩道に入ろうとしているときは止まってくださいね。



緊急車両はみなさんの協力のおかげで走行できています


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ここまで偉そうに要望ばっかり言ってくれたやないか
って思われているかたもいらっしゃると思うので…

1つこちらの感覚としての意見を言わせてください。


緊急車両はそこまで急いでいない?


緊急車両は確かに信号に関係なく交差点内に進入することができ、速度制限も守る必要はありません。

なので急いで急いで行くことはもちろんです。

ですが、それよりも大事なのが『安全』です。

消防ではよく言われる3つのワードがあります。

『安全、確実、迅速に』

第一に安全がくるわけです。

もちろん自分たちの安全もあります。
現場に向かっている側の人間が事故をして他の救急車に行ってくださいとなれば時間もロスだし、事故によって市民の安全を脅かす可能性もあります。


二番目に確実。

確実に左右の確認、車両の停車の確認、自分たちの車両と市民の車両の安全の確認をします。
これも安全の項目に繋がりますね。


そして最後の最後3番目に迅速に。

だからスピードは最後なんですよ。
慌てることとスピードは別物なんです。

安全と確実さが兼ね備えているからスピードが出るんです。

この2つをおろそかにしているとスピードは慌てにコロッと変わり、自分たちはもとより、市民の安全を守る側の人間が市民の安全を脅かすことになるんです。


たしかに緊急走行で現場まで1分1秒を争っていきますが、それは慌てている訳ではない、安全と確実さを兼ね備えなければならないので、市民の皆様が慌てて路肩に寄ったり、道を譲ったりはしないでください。

ゆっくりでかまいません。

路肩によってくれる、道を開けてくれる市民の皆様の安全も確保したうえで消防の緊急走行は成り立っています。



市民の皆様の協力がないと消防は成り立たない


正直、この緊急走行に関してはみなさんの協力があってこそ成り立っています。
またまた、そんなこと思っていないくせにと思われるかもしれませんが、みなさんの協力がなければ傷病者がいるところまで今の時間では付きません。

全国平均が平成27年で8~9分ぐらいです。
参考http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h28/12/281220_houdou_2.pdf)


全国平均なので各都道府県で見たらそれぞれ違うかもしれませんが…

この時間はみなさんの協力が作り上げた時間です。

みなさんの協力がなければ10分はかかっていると思います。


こちらも時たま要望だけしてマイクで『ありがとうございます。』と言わずに行ってしまうこともあるかもしれません。

ですが運転している人間は確実にありがとうございます。と思って運転しています。
自分がそうだったから。


住民の皆様のおかげで緊急走行は成り立っています。
これからも緊急車両がきたらご協力をお願いします。

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管理人:インフォ消防士(名前変えました:元くろんぼ) 消防を辞めて転職しました。 投資とアフィでほぞ細と活きてます。このブログでは消防・ブログ・お役立ち情報を記事にしていきます。 ⇒詳しいプロフはこちら   Twitterはこちら
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